適当に選んじゃダメ!窓ガラス選びは慎重に!

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従来からの断熱性能の悪いお家の場合、家のどの部分から熱が逃げていったり、逆に冷気が入ってくるのかというと、主に壁や天井・床から出入りしていたといわれています。ところが、近年の断熱性能の高いお家の場合には、床や壁・天井よりもむしろ窓からの熱や冷気の出入りの方が多いのだそうですね。そういう意味では、近年建てられたお家における窓ガラスの占める役目は、とても重要であるということがいえるのかもしれませんね。しかも近年建てられたお家の場合には、従来からの引き違い窓だけでなく、出窓タイプの外開き窓や打ち倒し窓、あるいは上げ下げ窓やルーバー窓など実に様々なタイプの窓ガラスが施工されるようになってきています。

そうした窓ガラスというのは、一見デザインが斬新でお洒落なイメージが先行してしまうかもしれませんが、上述したような熱や冷気が出入りするという点では、適当に選んじゃダメ!窓ガラス選びは慎重に!ともいえるのではないでしょうか?もちろん外開き窓や上げ下げ窓の場合、従来からの引き違い窓よりも気密性という面では高くなっているのかもしれませんね。ただしルーバー窓ともなると通気性は良いかもしれませんが、気密性や断熱面では随分と劣ってしまうといえるでしょうね。その他、窓ガラスを固定しているサッシの部分においても、近年最も普及しているアルミ製のサッシは機密性や耐久性は高いながらも、断熱面では熱を失いやすいといわれています。

それでは、一番断熱性能の高いサッシとは何かと申しますと、やはり木材でその次に樹脂製のサッシになるでしょうね。そこで、近年内窓設計で多く採用されている施工方法はというと、室外側には気密性や耐久性の高いアルミ製のサッシが用いられており、室内側には断熱性能の高い樹脂や木製の複合サッシが利用されるようになってきています。もちろん、肝心のガラスについても複層ガラスで断熱性能を高めることができます。